人工関節を検討中の皆様へ

■人工関節手術後の変化

両側膝関節拡大レントゲン写真両側膝関節拡大レントゲン写真両側膝関節拡大レントゲン写真

両側膝関節拡大レントゲン写真

*こちらは、両側に変形性膝関節症の症状がある患者さんです。右側の写真は、左膝のみ人工膝関節全置換術(TKA)をおこなった術後のレントゲンです。

●手術で改善される点(メリット)

・踏ん張っても痛くなくなる!
変形した関節部分を人工膝関節に置換することにより、関節面で生じていた痛みが消失します

・脚が真っすぐになる!
高度なO脚やX脚の変形が改善されます

・歩いても痛くないから、買い物や旅行に出かけられる!
歩行時の痛みが消失するため、運動量や活動範囲が改善されます

●手術によるデメリット

・正座や完全なしゃがみ動作はできない
膝関節を完全に曲げることを目的とした手術ではないので、術後に正座や完全なしゃがみ込みは期待できませんし、勧められません

・床からの立ち座り
 同様に床や布団からの立ち上がりの時には動作の工夫を要します
(ただし、動作やつかまる台を用意するなどで十分動作はできるようになります)

■人工関節手術を検討されるにあたって

●痛みから解放されるための手術

人工膝関節手術は、関節面の骨や軟骨などが原因で生じている痛みの除去が手術の主目的であり、正座ができるようになることは目的としておりません。手術後、和式から洋式の生活に変更するなどし、多くの患者様が手術前の苦痛や生活の制限から解放されています。

●若い方の人工関節手術も

現在、人工膝関節の耐久性はおおよそ20年程度とされています。そのため多くの場合、70代前後の方が手術をすることが多いですが、石井クリニックでは30歳代の方で人工膝関節の手術を受けた例もあります。

●手術後数日の痛み

人工膝関節手術により、骨や軟骨による痛みは消失しますが、手術では皮膚や一部筋肉の剥離等がおこなわれますので、手術後数日は痛みが残ることがあります。また、手術後は腫れや熱感等もありますが、リハビリとアイシング(冷やすこと)を続けることで徐々に軽減されていきます。

●クリニックをあげて、リハビリをサポートします

人工膝関節に置き換わり、骨の問題は解消しますが、筋肉や靭帯等は基本的に処置しません。そのため、手術前に痛みで動けなかったことによる筋力や柔軟性の低下の問題は残存しています。手術後のリハビリでは、理学療法士や作業療法士が関節可動域の治療としてマッサージやストレッチ等もおこないますが、こうした問題を解決するための筋力トレーニングや歩行練習などは患者様自身が頑張らなくてはなりません。
クリニックでは医師と看護スタッフ、そしてリハビリのスタッフが相談・協力して手術後のケアをおこないますので、ご安心ください。
膝の痛みから解放され、豊かに生きがいを感じられる人生を取り戻すために、一緒に頑張りましょう。

●手術後の体重管理

膝関節では、立っている時と比較して歩行時に3倍、階段昇降時には4倍もの負担がかかります。太る(体重が増える)ことは好ましくありません。手術後は体重管理に気をつけましょう。

●手術が終わったら、再チャレンジしませんか?

手術により「痛みなく歩けることの素晴らしさ」を感じていただけることでしょう。
これまで我慢していたこと、できなくなってしまった楽しみ・生きがいとしていたことに、もう一度チャレンジする意欲をもち、充実した人生を送っていただけるよう願っております。

あなたの行きたいところはどこですか?
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人工関節Q&A

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